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TOP  協和会のヒト  理学療法士  古賀 優之

理学療法士 / 入職16年目

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  • # 育児との両立

大学院学位取得奨学金制度を利用して、入職12年目から大学院に。

大学院学位取得奨学金制度を利用して、入職12年目から大学院に。

私は当法人の大学院学位取得奨学金制度を利用して、入職12年目から大学院に通わせて頂きました。臨床業務を行い、家庭では育児参加にも励む傍ら、大学院の授業やゼミに参加することは大変でしたが、そこでたくさんの人と出会い、リハビリテーションについて様々な議論をできた日々はとても充実していました。また、大学院では「中枢性感作関連症状と痛みの関係性」というテーマで研究を行い、様々な学会での発表や国際論文執筆といった貴重な経験も出来ました。現在は、川西市立総合医療センターでリハビリテーション科の主任業務を担っています。大学院で学んだ研究的視点を持ちながら臨床業務に励むとともに、学術活動担当として、スタッフの育成にも励んでいます。

論文情報

Koga M, Shigetoh H, Tanaka Y, Morioka S. Characteristics of clusters with contrasting relationships between central sensitization-related symptoms and pain. Sci Rep. 2022 Feb 16;12(1):2626.

リンク:https://www.nature.com/articles/s41598-022-06453-8

大変な時、業務過多にならないように上司が調整、同期からは体調を気遣う言葉も。

協和会セラピストの魅力は、職場の雰囲気がよく、仲間を大事にしていて、お互いのことを尊重できるところです。私が大学院で大変な時には、業務過多にならないように上司が調整してくださったり、同期の仲間が体調に気遣って声をかけてくれたりと、業務外の活動に対しても様々な面でフォローしてもらえました。セラピスト同士の関係性が良いのも当法人リハ部門の魅力です。

データの解析、その結果を共に研究する仲間と議論。

現在、私は臨床研究に力を入れています。患者さまの心身機能や日常生活活動を効率良く獲得するために、個々のセラピストが尽力することはもちろん重要ですが、どの患者さまにどのようなリハビリテーションが効果的なのかを見極めるためには、セラピストの経験だけではなく、いくつかの指標を用いながらデータを分析して明らかにしていくことが必要な場合もあります。私は疼痛を専門分野としておりますので、法人内で共に働く仲間に協力してもらいながら、骨折や手術後に痛みがなかなか良くならない人の特徴や運動障害との関連、あるいはその予後について研究を行っております。また、外部施設の方の依頼を受け、脳卒中後疼痛やしびれ感に対する研究にも協力しています。自分たちでとったデータを解析し、何か一つのことがわかったときは、何とも言えない喜びがあります。また、その結果を共に研究する仲間と議論することは、とてもやりがいがあり、魅力的で有意義な時間です。

対象者と直接かかわり、
その回復や変化を感じられることが魅力。

この仕事の魅力・おもしろさは、退院後の生活に向けて対象者と直接かかわり、その回復や変化を感じられることだと思います。ベッド上や車椅子上での生活を余儀なくされている方や、自分で食事がとれない方に対して、適切な評価・介入を行い、目標が達成されたときや、そのことについて対象者やご家族が喜んでいる姿を見れることにはとてもやりがいを感じます。当法人には、急性期~生活期までの様々な施設で働ける多様な選択肢があります。また、ジョブローテーション制度を採用しており、入職3年目までに様々な病期でのリハビリテーションを経験することができます。

忘れられないエピソード。

新人の頃に麻痺側足部の激しい痛みを訴えた脳卒中後患者さまを担当したことです。自宅生活に必要な動作獲得はできたものの、痛みに対してはなす術がなく、何も対処ができなかったことを強く覚えています。今となっては、新人のときにその患者さまとかかわったことが、「疼痛」という研究テーマにもつながっているのかもしれません。未だ、脳卒中後疼痛の病態は明らかにされていない部分が多くありますので、今後も疼痛研究を続ける中でそういった分野でも何らか貢献できればと考えています。

これまで培ってきた知識や技術で社会貢献したい。

将来について明確なビジョンはありませんが、理学療法士やリハビリテーション関連職種として、これまで培ってきた知識や技術が求められる領域で社会貢献ができればと考えています。一人のセラピストとして対峙した患者さまを良くすることに尽力するとともに、管理職として、チーム全体が質の高いリハビリテーション医療を提供できるようにマネジメントしていけることを目標にして日々の業務に取り組んでいます。

男性でも育児休暇を取得できる。

有給取得がしやすく、男性でも育児休暇を取得できます。職員間の関係性も良く、和気あいあいと働ける雰囲気のある職場です。

入職希望者の方へメッセージ

医療法人協和会は様々な領域でのリハビリテーションを経験でき、充実した研修があり、職場内の雰囲気が良い魅力的な職場です。また、育児休暇や有給休暇も取得しやすく、子育て支援にも積極的で、大学院学位取得奨学金制度を利用して、専門性を高めることにもチャレンジすることができます。ぜひ一緒に働きましょう!!

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